速い光回線って興味あるけど、10Gって実際どうなんだろう?
NURO光とか…実際に使っている人の意見を聞きたい!
私たちの家では、NURO光10Gを使っています。
こちらが、ONU兼ルーターで、無線LANが内蔵されたものです。
実際のところ、10G光を導入し、使っている人は現段階では多くないです。
10Gってちゃんとスピード出るの?感想は?何を準備すべき?みたいなところってなかなかつかみにくいのよね…
というわけで、この記事では10G光について、NURO光10Gの実際の感想をまとめました。
ちなみに、私たちは10Gではなく、1G光回線でも「多くの人には十分!」と思っています。
そもそも10G光って一体何??
まずはさくっと10G光について説明したいと思います。
10G光は一言でいうと、「すんげえ速いインターネット」
どの位のスピードかというと、数値で表すとこうなります。
10Gbps = 1.25Gb/秒
1.0Gb = 1,000Mbです 。ちなみに、1G光だと、1Gbps = 125MB/秒です。
理論上は1分で75GBダウンロードが可能ということ。 ベストエフォートなんで、実際はもっと遅いですけ どね。
数値だけだとイメージわかないと思うので、例えでいうと…
- デジカメで撮ったクオリティの高い写真を、1分で3,000枚以上ダウンロードもしくはアップロードできます
- ハイビジョン動画なら、約6時間分。4K動画(30bps)なら、約2.5時間分を1分でダウンロードもしくはアップロードできます
普通の人が3,000枚って相当な量でしょ。。。
一般的にどの位常時スピードがあると快適かというと、次のとおりだそうです。
- メールの送受信/サイトの閲覧: 1Mbps ~
- 動画視聴: 5Mbps~ (4Kで25Mbps)
- オンラインゲーム: 100Mbps ~
つまり、1G光の125Mbps/秒でも、十分すぎるくらいに快適なネット環境を構築できる、というわけです。
なので、その上の10G光はいわば…
神----!!
ちなみに、1G光だとこの1/10なので、1分で7.5GBダウンロードもしくはアップロードが可能.。
デジカメ写真だと300枚程度を1分で落とせちゃう感じ。これでも十分すごい早いですよね。
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10G光の提供エリアは狭いが、徐々に参入する会社も増えて広がってきてはいる
で、10Gを扱っている各社の対応エリアを調べてみると、こんな感じです(全てを網羅しているわけではないのでご了承を)。
名称 | サービス提供エリア |
NURO光10G | 関東(東京、神奈川)、東海(静岡)、関西(大阪、兵庫、奈良)です(一部エリアを除く)。 |
---|---|
NURO 光 10Gs・6Gs | 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)、東海(愛知、静岡)、関西(大阪、兵庫、奈良)、九州(福岡)の一部エリア |
auひかり 10G | 記載なし。エリア判定にて要確認 |
フレッツ光 クロス | 東京都 (詳細の市区町村はホームページに記載あり) |
J: com 10G/5G | 関東: J:COM さいたま、市川・浦安、木更津、YY船橋習志野、東関東、西東京、相模原・大和、板橋、調布、東京 東エリア、東京 西エリア、東京 南エリア、すみだ・台東、湘南・鎌倉、横須賀、所沢、かながわセントラル、江戸川、東上、横浜、世田谷、町田・川崎、大田、東葛・葛飾、千葉セントラル、中野、八王子・日野、多摩、武蔵野・三鷹、南横浜、川口・戸田、足立、東京北、川越、埼玉県央、越谷・春日部、草加、港・新宿、湘南・鎌倉、秦野・伊勢原 上記エリアの一部に提供 関西: J:COM かわち、北河内、南大阪、神戸・芦屋、神戸・三木 |
EO光 | 大阪、兵庫、奈良、京都、滋賀、和歌山、福井(詳細の市区町村はホームページに記載あり) |
コミュファ光 | 愛知、岐阜、三重、静岡、長野 |
私たちが10Gを入れたときは、NUROとau光の2択でした。
最近では、各社少しずつ参入してきている模様。ただ、まだまだ提供エリアとしては限定的です。
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10G光を利用する際にかかる料金
数社について現在の総額料金、月当たりの平均金額を出してみると、次のとおりとなっています。
各社どの程度かかるのか?* | 円(税抜) | ① NURO光 | ② NURO光 | ③ auひかり | ④ フレッツ光 |
2年契約 | 3年契約 | 3年契約 | 契約期間なし | ||
DL速度/UL速度 | 10G/2.5G | 10G/10G | 10G/10G | 10G/10G | |
実質的な総額料金 |
2年で解約 | 128,957 | 177,603 | 219,720 | 198,800 |
---|---|---|---|---|---|
3年で解約 | 208,213 | 214,519 | 273,780 | 296,000 | |
4年で解約 | 276,473 | 291,435 | 363,840 | 400,400 | |
5年で解約 | 363,733 | 348,351 | 438,900 | 504,800 | |
6年で解約 | 431,993 | 397,267 | 506,460 | 609,200 | |
月当たりの平均料金 |
2年で解約 | 5,373 | 7,400 | 9,155 | 8,283 |
3年で解約 | 5,784 | 5,959 | 7,605 | 8,222 | |
4年で解約 | 5,760 | 6,072 | 7,580 | 8,342 | |
5年で解約 | 6,062 | 5,806 | 7,315 | 8,413 | |
6年で解約 | 6,000 | 5,518 | 7,034 | 8,461 |
*各社ホームページに記載された月額使用料・初期手数料・工事代金・キャンペーン・違約金等を基に算出
値段を見ると、10Gの中ではNURO光が今のところ一番お得に使うことができます。
ちなみに私たちは、① NURO光を導入しています。
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10G光への率直な感想とその理由
私たちの10G光への率直な感想は、これです。
正直、大多数の人にはオーバースペックだと思う。1G光で十分
コストパフォーマンス的にも、10G光を使うのはもう少し先でいいと思う
10G光がオーバースペックだと思う理由は、今、活用できるサービス・機器がほとんどないから。
今、スマートホームという言葉が少しずつ浸透してきているわけですが…
家電などを見てみると、そもそもスピードに対応している機器がほとんどないんです。。
どちらかというと、スマートホームに必要なのは、「無線ランでの安定的な接続環境」。
速さではないんです。なので、10Gではなくて1G光で十分。
そして、動画見る時なんかも、4K画質で25Mbps/秒あればいい程度なので、これも1G光で十分。
結局のところ、普通の生活であれば10Gも必要ないのです。
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10G光がコストパフォーマンス的に今は導入しなくてもいいと思う理由① 月にかかる料金が高い
10G光自体がまだまだサービス開始されてから間もないですし、参入企業も少ない。
ということで、浸透していて競争が激しくなっている1G光なんかと比べると、やはり割高。
1G光はキャッシュバックのキャンペーンを結構みかけますし、月額料金も割引してくれたりします
一方で、10G光の方はキャンペーンはあるものの、内容が1G光に比べてショボいです。
例えば、NURO光2Gと、10Gの両方の料金を比べてみると、一目瞭然です。
10G光 vs 2G光(NURO光) | 円(税抜) | NURO光 | ||
2年契約 | 3年契約 | 2年契約 | ||
DL速度/UL速度 | 10G/2.5G | 10G/10G | DL/ULともに2G 45,000円のキャッシュバック適用 |
|
実質的な総額料金 | 2年で解約 | 128,957 | 177,603 | 78,802 |
---|---|---|---|---|
3年で解約 | 208,213 | 214,519 | 135,887 | |
4年で解約 | 276,473 | 291,435 | 183,303 | |
5年で解約 | 363,733 | 348,351 | 249,719 | |
6年で解約 | 431,993 | 397,267 | 297,135 | |
月当たりの平均料金 | 2年で解約 | 5,373 | 7,400 | 3,283 |
3年で解約 | 5,784 | 5,959 | 3,775 | |
4年で解約 | 5,760 | 6,072 | 3,819 | |
5年で解約 | 6,062 | 5,806 | 4,162 | |
6年で解約 | 6,000 | 5,518 | 4,127 |
*各社ホームページに記載された月額使用料・初期手数料・工事代金・キャンペーン・違約金等を基に算出
何年使うかによりますが、総額で10万違ってきちゃいます。。。
ちなみに、ここでは詳細説明しませんが、1G/2G回線でも、やっぱりNURO光が数ある回線の中でもお得です。
1G/2Gの回線でもよいという方は、NURO 光 の45,000円のキャッシュバックキャンペーンは非常におすすめです。
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10G光がコストパフォーマンス的に今は導入しなくてもいいと思う理由② 10G対応の機器は高い
10G自体がまだまだ多くの人に浸透しているわけではないため、10Gに対応する機器の値段が非常に高いです。
例えば、複数回線を使いたい場合の、スイッチングハブ。
1G対応のみのもの(私たちの家で使っているスイッチングハブ)は、4,000円いかないくらい。
ですが、10Gポートが4つ付いた下のモデルは、約3万6千円…
これで安い方らしいです。
10G光を導入することが向いている人 はどんな人?
と、率直な意見をお伝えしてきたんですが、私たちが思う10G導入するのに向いているというのはこんな人だと思います。
- 小規模や個人仕事やっている人で、外でも中でもサクサク仕事できるように高速NAS作りたい!って人や会社
- 重いファイルをやり取りするような仕事をしている人
- ダウンロードとかめちゃくちゃする人
- ゲームでコンマ1秒を争っているような人
- 株のトレードなんかでコンマの世界を争っている人
- とにかく最先端の技術を使いたいって人
- 金銭的に余裕のある人
- とにかく10G光を体験してみたい人
何度も言ってあれですが、普通の人なら1Gとか2Gで十分じゃないかなーと。
そして、何度も言ってあれですが、やっぱ、NURO 光はおすすめです。
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10G光の速さを最大限活用するためにしなければいけないこと
ここからは10G光の速さを最大限活用するためにしなければいけないことを説明していきます。
実は、NURO光 10Gの契約だけでは、「10Gの速度を体感できる!」というわけではないんです。
契約書に記載されている事項として、
- 「10Gbps」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
- インターネットご利用時の速度は、お客さまの利用環境や回線の混雑状況などにより低下する場合があります。
という、2つの項目があります。
宅内終端装置というのはONU(兼ルーター)のことで、ようは、ここまでは10Gの速度が来ていますよ、ということです。
これですね。
このONUを経由して、有線か無線(wifi)でPCや携帯などの機器に接続していくのですが…
この接続に必要なもの(ケーブル等)を、全て10G対応のものを使わないと、
速度は低下しますよ
ということなんです。
で、実際には次のことを準備する必要があります!
- ノートPCの場合はThuderbold3を搭載のPCを準備
- ノートPCの場合は、10Gbps対応のアダプタを購入
- デスクトップPCの場合は10GBASE-T対応のLANカードに入れ替え
- スイッチングハブを購入(複数で10Gbps使いたい場合)
- カテゴリー6a以上のケーブルの購入
- ジャンボフレームの設定
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10G光を最大限利用するための準備① ノートPCの場合は、Thunderbolt3搭載のPCを準備
ノートPC使っている場合ですが、10Gを使いたければ、Thunderbolt3のポートが付いているパソコンに買い替える必要があります。
ちなみに、私たちも、ノートPCを以下のDELLに買い替えました。ちょうど買い替えタイミングだったので、Thunderboltのこと事前に知っていてよかったです。。
MAC使っている場合は、最近買った方は基本的にThunderbolt3はついていると思うので、問題ないです。。
ちなみに、アップルのホームページでは、以下のように記載されています。
以下のモデルの Mac は Thunderbolt 3 ポートを搭載しています。
- MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル)
- MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
- iMac (2017 年以降に発売されたモデル)
- iMac Pro (すべてのモデル)
- Mac mini (2018 年に発売されたモデル)
- Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
なぜThunderbolt3が必要なのかというと、ノートPCのインターネットケーブルの差し込み口は、10Gに対応していないからです。
差込口とは、この部分のことです。
ノートPCで10Gのデータ転送に対応できるようにするためには、
- 10Gbps以上のデータ転送が可能なポートを使い、インターネットに接続する
- ポートにつなぐ際には、インターネットアダプタを経由して、インターネットにつなぐ
ということが必要になってきます。
つまりは、
Thunderbolt3
というポートが、10Gbps以上のデータ転送に必須なものなんです。
Thunderbolt3は、USBに似ているようなもの。
USBもThunderboltも、バージョンによってデータの転送速度が違います。
USBの中で一番速いのはUSB 3.1 Gen2仕様というもので、こちらは10Gbpsのデータ転送が可能です。
このUSB 3.1 Gen2のポートは、Thunderbolt3と同じ形をしたものと、下の写真のおなじみのポート両方の型があります。
そして、10Gbpsに必要なThunderbolt3。このポートは、40Gbpsまでのデータ転送に対応しているんです!
40Gbpsって、すごい!!
上の内容から、
「Thunderbolt3じゃなくって、USBの方のポート使えばいいんじゃない?!」
と思うかもしれないんですが、今ある10Gbpsのためのネットワークアダプタは、
Thunderbolt3専用のものしかない。。
5Gのスピード対応なら、USBタイプのものもあるのですが…
ただ、私たちが探したところ、これしかなかった、という話ですので、USBで接続できるアダプタ知ってるよ!って方は教えてください。
ちなみに、私たちはQNAPのこちらを買っています!
MACは基本最近のPCはThunderbolt3搭載しているので良いとして。
大体ノートPC買う時に、「Thunderbolt3のポートついてますか?」なんて言う確認はしないわけですよ。普通。
更に、世の中に出回っている安いPCというのは、このようなハイグレードな仕様はそぎ落としていくんです。なので、10G使うぞ!と思っていざ調べていると、
「あれ、Thunderbolt3のポートないんだけど。。。」
と、なるわけです。
これが、買い替えが必要ですと言った理由です。
ちなみに、、このThunderbolt3を搭載しているPCというのは、全体の2-3割程度のようなので、大多数のモデルはついていないという印象。
なので、このポートが付いているものは、ついていないものに比べて値段が高い傾向にあります。
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10G光を最大限利用するための準備② ノートPCの場合は、更に10Gbps対応のアダプタを購入
ノートPCに必要な10Gbps対応ネットワークアダプタは、数限られている、かつ高いんです。大体どれも、2万超します。
これは上の方でもお見せした、QNAPのアダプタ。お値段は3万超でした。。。
私たちがこれ購入した時は、もう何か、「絶対10G使ってやる!」と意地になって買いました。
あと、家づくりのさなかだったんで、金銭感覚完全に麻痺してました。「あ、追加で3万か」って。
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10G光を最大限利用するための準備③ デスクトップPCの場合は10GBASE-T対応のLANカードに入れ替え
デスクトップPCの場合は、PCを買い替える必要はないです。
それでも、10Gに対応していない場合は、10GBASE-T対応のLANカードを購入して、付け替える必要があるそう。
ただ、私たちの場合はノートPCなのでこの辺りの実際の感じは良くわかりません。取り換え方や購入については、こちらの記事(別サイトのもの)が参考になるかと思います。
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10G光を最大限利用するための準備④ スイッチングハブを購入(複数で10Gbps使いたい場合のみ)
スイッチングハブとは、延長コンセントみたいなもんです。
インターネットにPCをつなぐ方法としては、有線(ケーブル)と無線(wifi)の両方があります。
有線でつなぐ場合、ルーターにあるポートの数は限られているので、ポートの数を増やしたい場合、スイッチングハブを使う必要があります。
スイッチングハブを使うと、複数の人が回線使う場合にはセキュリティが強化できたりするんですが、まあこの話は置いておいて。
実際のものはこんな感じで、これをルーターに接続して使うのです。
で、NURO光10Gの場合は、このルーターにある10Gポートは1つしかなく、他は全て1G対応のポートです。
なので、この状態だと、1台分しか10Gポートを使うことができず、複数で10Gポートを使いたい場合は、スイッチングハブを購入する必要があります。
ただ、このスイッチングハブも10Gポートがついているものはコストが高くなり、かつ10Gポート数も2つとか、3つとかしかついていないものばっかりなんです。
上の方でも書きましたが、1G対応のみのもの(私たちの家で使っているスイッチングハブ)は、約4,000円。
ですが、10Gポートが4つ付いた下のモデルは、約3万6千円…
これで安い方らしいです。
つまり、ネットワークアダプタもしくはランカードと、スイッチングハブの2つを買おうとすると、初期費用は5万円を超えてきます…
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10G光を最大限利用するための準備⑤ カテゴリー6a以上のケーブルの購入
念のため説明すると、ケーブルは、ルーターとPCをつなぐ線のこと。
ケーブルには色々な規格がありまして、10Gbpsを使うには、一定レベル以上のケーブルを使わなければいけません。
その基準が、カテゴリー6aです。これですね。
ケーブルの区分は、具体的には以下のような基準になっています。
最大通信速度 | 伝送帯域 | |
カテゴリ 5 | 100M bps | 100 MHz |
カテゴリ 5e | 1G bps | 100 MHz |
カテゴリ 6 | 1G bps | 250 MHz |
カテゴリ 6A | 10G bps | 500 MHz |
カテゴリ 7 | 10G bps | 600 MHz |
カテゴリ 7A | 10G bps | 1000 MHz |
カテゴリ 8 | 40G bps | 2000 MHz |
つまり、カテゴリー6Aというのは、10Gbpsを可能にする1番低いバージョンのケーブルで、それ以上のカテゴリーであれば、10Gbpsの速度に対応できるようになります。
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10G光を最大限利用するための準備⑥ ジャンボフレームの設定
ジャンボフレームの説明です…
- ジャンボフレームとは:イーサネット(Ethernet)規格のネットワークインターフェース(NIC)や通信機器が持つ機能の一つで、一度に送受信するデータ単位(フレーム)のサイズを大きくして、通信効率を引き上げるもの。
大丈夫です、私たちも意味全く分かってません。
なので、変更する方法だけ知っておいてください。
変更する方法としては、
① デバイスマネージャーを開く
② ネットワークアダプタのプロパティを開く
③ 詳細設定タブに行く
④ Jambo Packetを、Disabledから、最大サイズのものに変更する
という手順です。
以上が10G光の速度を最大限使うための準備についてでした!。
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私たちがNuro光10Gを実際に使っていて思うコト
ここからは、私たちが実際に使っていて思うコトについて、書いていきたいと思います。
そもそもNuro光10Gを導入した理由
当初私たちは、こんなことを思っていました。
超高速NAS作りたい!
テレワークもサクサクできるような仕事環境を作りたい!
子供の写真とかビデオを、すぐにアップロードできるようになりたい!
ネットフリックスやYOUTUBEもサクサク見たい!
そして、こうしたものを実現するためには、「一番速いネット環境でしょ!」と何も知識のない状態で考えて、10G導入をすることに決めました。
インターネットのスピードに対する感覚がなかったんですよね。。。早ければ早い程いいだろうと。
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今私たちはNuro光10Gをどんな感じで使っているのか
ぶっちゃけて言うと、NURO光10Gは導入したものの、
日々使っている回線のスピードは、1Gbps
です。
実際使っていて、1Gの方がダウンロード、アップロード共に安定しているように感じますし、私たちのネットの使い方を考えると、1Gで全く問題ないですし。。
ちなみに、当初考えていたことは、こんな感じになっています。
ネットフリックスやYOUTUBEもサクサク見たい!
➡ 1Gbpsでもサクサク見れます。
子供の写真とかビデオとかも、すぐにアップロードしたい!
➡ 私たちが撮影する写真やビデオの質や枚数であれば、1Gbpsで写真なら数秒、動画も1分以内でUpload完了します。
超高速NASを作りたい!
➡ 別に外で何するわけでもないんで、NAS作る必要性なかったです。なので、自宅に10Gbpsと5Gbpsのデータ転送可能な外付けSSDを複数購入して、バックアップ体制を構築。
在宅になったときにサクサク仕事したい!!
➡ そもそも会社PC、Thunderbolt3のポートないんで、10Gで仕事できない。。。てか会社の仕事でも、1Gbpsで十分!
なお、1Gのポートで接続してスピードを測ると、ダウンロード速度はほぼほぼMAXの1Gbpsが使えます。
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Nuro光10Gの実測値はどんなもん?
今は1Gメインで使っているんですが、10Gのための環境を整えて使った場合の実際の速度はというと…
私たちの場合、10Gなんて出たことがない!!
最初の方に出しましたが、NURO光のホームページにあるこの注意書きの部分ですね。
- インターネットご利用時の速度は、お客さまの利用環境や回線の混雑状況などにより低下する場合があります。
契約するときには規約ですとか、重要事項説明などが交付されますが、ここにも10Gが実際出ない可能性があることを云々と記載されています。
ただ、確かに速いは速くて、回線が混雑していないと思われる時間帯にスピードを測ると、ダウンロード速度は1Gbps – 4Gbpsくらいのスピードは出ています。
今までの実測での最大速度は、4.6Gbpsです。
ちなみに、これは調子が良いときの数字で、悪いときは10G光だろうとが、1G光だろうが、
スピード出ません!
特に夜の時間帯ですね。多くの人が使用しているときで、こんな感じ…
今まで遅いな!と思ったときにスピードテストするようにしているのですが、次のような結果になっています。
日時 | ダウンロード 速度 |
アップロード 速度 |
7/30/2020 23:00 | 14.7 | 929.4 |
7/28/2020 22:39 | 32.6 | 235.1 |
7/04/2020 17:08 | 0.1 | 706.3 |
6/23/2020 22:41 | 51.9 | 241.9 |
6/18/2020 22:18 | 57.4 | 297.7 |
4/18/2020 22:01 | 20.6 | 886.0 |
4/09/2020 22:53 | 54.0 | 949.4 |
そこそこの頻度で回線つながりにくくなってます。
アップロード速度はそこまで変わらず、ダウンロード速度が極端に低くなることが多いです。
いつも22-23時ということを考えると、人がたくさん使っているときにつながりにくいのかな、と思っています。
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ONUに内蔵されている無線LAN機能の実測ってどのくらいのスピード?
冒頭にもご紹介したとおり、NURO光10GのONUには無線LAN機能が内蔵されています。
この無線LAN機能については、「IEEE802.11ac」という規格まで対応しています。
この規格は何なのか、というと、一言でいうと、「最大転送速度」を表すもの。
このIEEE802.11acでは、最大転送速度が6.9Gbps。
が、ここでも気を付けたいのが、
最大転送速度 ≠ NURO光10Gの最大転送速度
実際、NURO光10Gについては、3.5Gbpsが無線LANでの最大転送速度になっています。
ここでは詳しくは説明しないのですが、この最大転送速度も、ONU兼無線LANのスペックに影響してきます。
NURO光10Gの場合、機種名は「ZXHN F260A」で、この機種の対応が、3.5Gbpsなわけです 。
まあ、3.5Gbpsでもそもそも対応していない機器がほとんどですので、十分ですけどね…
で、実際の実測値については、どうなのか、というと…
わが家の場合、私が使っているPCが、理論値でいうと、最大1.7Gbpsまで対応。
このPCで速度を測りますと…
こんな感じのスピードが出ます。
正直、無線でこれだけのスピード出るのであれば、基本的には何ら問題ないレベルだと思います。
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ONUに内蔵されている無線LAN機能の電波の強さってどう?
これは、正直弱いと思います。
内蔵の無線LANだと、3階に行くだけで、WIFIとってもつながりにくくなります。。。
さらに言うと、我が家の場合はIoTをフル活用し、様々なものをWIFIでつなげ、スマートフォンから操作をできるようにしています。
いわゆる、スマートホームというやつです♪
- ロボット掃除機
- お風呂の湯はり機能・お掃除機能
- 床暖房
- ドラム式洗濯機
これらは全て2階にあり、ルーターがある場所と同じ階なのですが…
内蔵無線LANでは、全然つながりませんでした!
ロボット掃除機なんかは、ルーターに近づけると反応するようになるのですが、3メートルくらい離れてしまうと、WIFIがつながりにくくなります…
なので、私たちは別途TP-Linkという、WIFIの電波が強いルーターを購入し、それでWIFI接続は対応しています。
このルーター、3階も1階も問題なくWIFI安定して使えます。
また、48台まで同時接続可能。とっても良いお買い物をしたと思っています♪
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Nuro光10Gを実際使ってみて、直面した問題点
最後に、Nuro光10Gの回線を使っていて、直面した問題点をいくつかご紹介しようと思います。
これは解決方法あるのかもしれませんが、素人には良くわからないって事象です。
Nuro光10Gで直面した問題点① サイトによっては全然表示されない
ダウンロードの方はこんな感じのスピードで出てくるんですが、10Gで接続していると、
サイトによっては全然Webサイトが表示されない
という事象に、私たちの場合はよく遭遇します。
例えば、SHIPSというセレクトショップのサイト。
10Gで接続すると、画像が全く引っ張ってこれなくなることが多々あります。
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Nuro光10Gで直面した問題点② クレジット決済がうまくいかない
10G光の回線を使ってネットでものを買おうとしたところ、決済がうまくできなかったりします。
これってQNAPのアダプタ介しているからなんですかね。。。。
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Nuro光10Gで直面した問題点③ アップロードが途中で止まる
そして、10G接続時の問題はアップロードの方にも。
理論上は、アップロードスピードは、MAX 2Gbps。でも、10Gbpsでアップロードすると、かなり不安定なんですよね。というのも、
途中でアップロードができなくなることがしばしば。
私たちは、「みてね」という子どもの画像・動画共有アプリを使っているんですが、そこにアップロードをしようとすると、10Gだと途中で止まってアップロードできないことが多々ありで。。。
これも結局1Gの方が安定していますし、1Gでもサクッとアップロードできてしまうデータ量なので、1Gを使うわけです。
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Nuro光10Gで直面した問題点④ ハイエンドサービス専用デスクのローエンドサポート
実際私たちはネットワーク関係についてはド素人。
わからないことだらけでしたので、色々と確認したり調べたりする必要がありました。
そんな時に、NURO光10Gのハイエンドサービス専用デスクと色々やり取りしたのですが、まあ、これが低品質でした。。
間違いなく、ググって自分で調べた方が正確な情報を取得できます。
サポートデスクの人も、素人のような感じでした。アルバイトなんでしょうか?
- 10G用のランポートは4つあると回答。正確には、1つしかない。
- 光TVが同時に申し込めると回答。が、実際10Gの場合はひかりTVは契約不可。
- なぜか契約書類を違う住所に送り、宛先不明で届かない。それに関してこちらが連絡するまで、1回も連絡してこない。
ただ、これはNURO光に限った話ではなく、サポートデスクの評判は、評判は悪いことが多いです。
というか、今まで働いてきた会社でもそうですが、ITの人は、コミュニケーション下手な人が多い印象です。
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この記事の終わりに10G光について言いたいコト
というわけで、ここまで10G光について書いてきました。で私たちがやっぱり言いたいのはこれ。
やっぱ今は1Gとか、2Gとかでいいんじゃない?!
今のところ、多くの人には(私たちも含めて)10G光はオーバースペックですし、コスパ的にもよいとは言えません、
将来的に、家庭でIoTが普及して、AIが発達して…となってきた時には、ある程度は10Gについても全国に普及してくるかも。
そうなると、おのずと発生するコストも下がってくるから、その時に10Gを契約すればいいんじゃないかな?
そして、1G/2Gの回線の中では、NURO 光 の45,000円のキャッシュバックキャンペーンは非常におすすめです。
ちなみに、家づくりと関連してですが、10G光を使わなくても、先にやっておいてもいいかも、と思うのは…
カテゴリ―6a以上のランケーブルの配線
ランケーブルはネットワークアダプタとか、スイッチングハブに比べると、1G用から10G用になったとしても価格差はありません。
家づくりでは、次のこともプランの中で考えていきます。
- インターネットケーブルの親回線とONUを、外からどの部屋に持ってくるか?
- そこから、どこの部屋にケーブルを伸ばすか?(これがいわゆる通線工事です)
で、家の中の通線工事というのは、ケーブルが1G用だろうが、10G用だろうが、大体 7,000円~10,000円くらいはかかります。
たとえ10Gを今段階で使わなくても、あらかじめ10G対応のケーブルを家の中の配管で走らせておけば、将来10Gを使うことになったときに、ケーブルの交換が不要になります。
これが、ケーブルだけはやっておいていいかも、と思う理由です。
ただ、ケーブルに関して言うと、ハウスメーカー・工務店の営業担当・工事担当共に良くわかってない人が多いはずです。
かつ、下請けの電気工事業者もよくわかってなかったりします(私たちのハウスメーカーの下請けはめちゃくちゃ間違えました)。
よって、ケーブルをカテゴリー6a以上のものにしたい場合は、しっかりとその旨を伝える必要があるので注意してください。
というわけで、以上がNURO光 10Gに関しての記事でした!!