ここでは、家づくりを始めるために必要な3つのものについて書きたいと思います。
みなさんは家づくりに必要なものと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
私たちの考えている3つのマストアイテムは、この3つ!
- 三角スケール定規
- メジャー
- フリクションペン
これらが実際に私たちが家づくりの時に使っていた三角スケール・メジャー・フリクションペンです。
メジャーとフリクションペンはそれ以前から使っていたものなので、かなり汚いですが。。。
この3つの道具、めちゃくちゃ家の打ち合わせとか、ショールームとか、家で間取り考えたりするときに使います。
ここでは、それぞれどういうものなのか、そして、どういう時に使えるのかをまとめていきたいと思います。
三角スケールは間取り図を見るときに使います
メジャーとフリクションペンはまあ誰もが知っているものですが、
三角スケールという言葉を初めて聞く人は結構多いのではないかと思います。
ちなみに私たちも知らず、ハウスメーカーの営業が持っているのを見て、「あれ、なんだ?」と思い、インターネットで調べて発見し、即購入しました。
最初、さんすけ、とハウスメーカーの人が言っていて、「???」だったのですが、三角スケールの略だったのですね。
これ、間取り図を見るときにとっても役立つんです。
私たちが家づくりで見る間取り図は、2つの縮尺のものです。
それは、
1/100図
1/50図
の2つです。
1/100図、1/50図は家づくりで必ず目にする間取り図です
この1/100図、1/50図というのは、
実際の間取りの寸法を、1/100、1/50で表した間取り図のこと
です。
家の建築図面は、cmではなく、mm単位で間取りが作成されていきますので、この実際の寸法(mm)に対しての1/100、1/50、ということになります。
実際に計算してみますと、
1/100図では、
1.0m = 1,000mm
1,000mm ÷ 100 = 10mm = 1.0cm
となり、実際の長さ1.0メートルが、1/100の間取り図では1.0cmで表現されます。
実際の三角スケールではこんな感じで見ることができます。
そして、1/50図では、
1.0m = 1,000mm
1,000mm ÷ 50 = 20mm = 2.0cm
となり、実際の長さ1.0メートルが、1/50の間取り図では2.0cmで表現されます。
実際の三角スケールではこんな感じで見ることができます。
この2つどういう場面でよく見るかというと、
1/100図:間取りの大枠を決めるとき
1/50図:細かい間取りについて決めていくとき
であり、通常は、1/100図の確定後に、1/50図が作成されます。
ハウスメーカーを決めるまでのプランの打ち合わせは、基本的に1/100図で見ていくのではないかと思っています。
三角スケールはどのように使うのか
主に、2つのことを図面上で考えるときに使います。
- 間取り(平面・立面)
- 家具・家電配置
家づくりの際に、大体の人は2つの種類の図面を見て、家の間取りを確認していきます。
一つは、なじみのある平面図。これは、1度は見たことのある。以下のような図面です。
もう一つは、立面図。これは、家の断面を表したもので、以下のような図面です(これは2階のリビングダイニングの部分です)。
立面図に基づいて、実際には、このように出来上がるわけです。
家づくりでは、結構な頻度で間取りの微調整をしたり、そもそも間取りを変更したりということが発生します。
私たちの家はそこまで大きい家ではなかったので、効率よくスペースを使うために、
キッチンの広さとリビングダイニングのスペース
トイレスペース
など、どの程度が最適なのか(窮屈さを感じず、だけれどもコンパクトに)を何回も考えたりしました。
また、間取りについても位置や設備の幅などについても、何回も修正していきました。
例えば、以下が一例で、こんな感じで、私たちは頻繁にハウスメーカーに間取りの修正希望を投げていました。
間取りについて図面で考えるとき、三角スケールがあると図面上で実際にどの程度実際に動かすことができるのかや、間取り上の設備の大きさなどが瞬時わかるので、非常に使い勝手が良いです。
そして、三角スケールを使えば、上の写真のコメントのように、自分達から
「もう〇〇cm、移動させてくれ」
とか、
「スペースに余裕があるから、洗面台をもう〇〇cm大きいものにしてくれ」
などの指示だしを行うことができます。
これも例えばですが、私たちはニッチを作りたく、そこにスイッチ関係を全て納めてほしかったので、以下のような指示だしを自分たちで書いて出したりしていました。
実際は以下のようにちょっと違う納め方になりましたが、このように自分たちの希望をどんどん取り組むことができます。
また、家具の配置についても同様で、三角スケールを使いながらどの程度のサイズの家具を置くのが良いかや、どの程度スペースがつぶれるのかなどを考えている際に使えます。
結果として、スペースの小さすぎや大きすぎなどの認識の相違を少なくすることができます。
こうしたことから、三角スケールは必須と考えています。
なお、私が使っていた三角スケールは、ステッドラーというメーカーのもので、ハウスメーカーの営業が持っているものと同じものでした。
15cmの三角スケール(私たちにとってはこの長さで十分です)ですと、1,000円しない程度ですので、お財布にやさしいかと思います。
メジャーはショールームや住宅展示場などでよく使います
メジャーは、ショールームや住宅展示場に行ったり、家具配置を考えたりする際、必須となります。
ショールームや住宅展示場に行くと、私たちと同じようにメジャーを持って計っている人を多くみかけました。
実際家づくりの始めの方は、広さの感覚が良くわからなかったので、ことあるごとにメジャーを使って計っていたと思います。
また、スペースの使い方を考えるうえで、
何回もメジャーで測って考える -> 図面と三角スケールでにらめっこする -> マイホームデザイナー(というソフトがあります)でも確認してみる…
みたいなことを終始繰り返していました。
- キッチンとダイニングスペースのバランス
- トイレの大きさ
- 家具の配置の仕方
- 建具(ドア)の横幅
- 窓の大きさetc.
とメジャーで確認するポイントって、結構多いのです。
また、家具や家電選びも同様で、私たちの家のスペースに収まるかどうかをちゃんと確かめるために、必ずメジャーを使って自分達の目で確かめていました。
こうやって、しっかりとメジャーで確認することで、
家のスペースを自分達の基準に合ったものに変えていくことができる
家具が入らない、とか、使い勝手が悪くなる、といったことを防げる
使い勝手が悪そうだけど、それを了承して取り入れる、みたいなこともできる
と思います。
一番最「使い勝手が悪そうだけど…」の例をお話すると、私たちの家では洗濯機のスペースです。
洗濯機のふたを開けたときに若干壁に当たってしまう可能性があるのをわかっていたのですが、あえてそれでも、と思いドラム式の欲しかった機種を購入しました。
これですね。
このようなことから、メジャーは家づくりに必須アイテムと言えます。
なお、メジャーってご家庭にあると思うので、それを使えば基本いいと思います。
一応、以下におすすめのメジャーがあります(これもハウスメーカーの営業さんたちが良く使っているものです)ので、ご興味ある方は見てみてください。
フリクションペンがあれば、間取り修正の指示が楽にできます
最後にフリクションペンです。
ぶっちゃけこれ、家づくりに関わらずほとんどの人今では持っているのではないでしょうか。
なんで必須かというと、間取りの指示だしのときにあると便利だからです。
私たちは何十回と間取りの修正をハウスメーカーにお願いしました。
この際に、指示のヌケ・モレを防ぐために一番大事だと気付いたことは、これ。
図面に書き込んで依頼する
図面に書かないで言葉やメールだけ依頼すると、
抜けがあったり、また、修正の意図がうまく伝わらなかったり、
ということが最初の方では結構あったんです。
なので、途中からはこのように図面に書いて修正依頼をかけることにしました。
ただ、図面に書いて考えていると、「あ、やっぱこっちの方がいいかも」みたいなことが書いている途中で出てくることが多く。。。
その際にフリクションペンで書いておけば、手軽に修正できるので、楽、というわけです。
こうした理由から、フリクションペンは必須アイテム、と思うわけです。
ここまでが私たちの考える三種の神器なわけですが、実はもう一つあった方がよいものがあります。
それは、
マイホームデザイナーというアプリケーションソフト。
これ、私たちの場合は家づくりの途中からソフトの存在を知って使い始めたんですが、正直もっと前から買っておけばよかった!と思っています。
このソフトについては、別に記事でどういう使い方ができるのか、どういうところが良いポイントなのかを以下の記事でまとめています。
と、以上が私たちの考える、家づくりを始める前に用意しておきたい3つのマストアイテムについてでした!!