勤続年数が短いと、審査に影響を与えるって聞いたわ…大丈夫かしら?
職務経歴短いから少しごまかそうかな…嘘ついても、バレないよね…?
住宅ローンの条件は、できる限り好条件の方が良い。
これは誰でも思うものです。
審査で見られるのは、勤続年数だけではありませんが…
勤続年数が短いと、少なからず審査に影響を与えます
私は転職経験があり、当時は勤続年数が3年未満。住宅ローンの条件が良くないところが多かったです…
このような話を聞くと、「勤続年数をごまかせばいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
ということで、今回は「勤続年数の嘘をついた場合、バレるのか?」について記事にしました。
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住宅ローンで勤続年数の嘘はバレるのか?【ヒント:資格取得日】
結論から言うと…
勤続年数の嘘は、バレます
ですので、勤続年数が短かったとしても、嘘はつくべきではありません。
何でバレるかというと、健康保険証でバレます。
一体健康保険証の何を見ているニャ?
実は、勤続年数の中で関係してくるのは、健康保険証の「資格取得日」です。
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銀行は資格取得日で勤続年数を確認している
この資格取得日は、どんな日付かわかりますか?
- 一般的には、「資格取得日=その会社での就業開始日」と考えられます
というのも、健康保険は、その組織が属している組合によって異なります。
なので、転職して会社を辞める時は、健康保険証は返却する必要があります。
そして、次の会社に入社したタイミングで、健康保険証が新しく交付されます。
これが、「資格取得日=その会社での就業開始日」と考えられている理由です。
なので、審査申込書類に、「勤続年数:3年」と書きながらも、資格取得日で「2年」だったりすると…
この申請書の勤続年数、おかしいぞ?嘘ついているかもしれないから、確認が必要だな…
となってしまい、厄介な事態に巻き込まれます。
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資格取得日で判断できないのは「海外赴任」「転籍」「出向」
ただし、判断できないケースが主に3つあります。
「海外赴任」から日本に戻ってきた場合
グループ会社などに「転籍」になった場合
グループ会社などに「出向」している・していた場合
海外赴任から戻ってきた方は判断方法が2パターンあり、片方が資格取得日から判断できないケースになります。
- 海外法人に転籍になっていた場合・報酬の全額が海外赴任先から支給されていた場合:資格取得日から判断不可能
- 日本の会社から報酬を受け取っていた場合:資格取得日から判断可能
出向している・していた方は判断方法があり、次に該当する方は、資格取得日から判断ができません。
- 出向先が給与を全て払っている場合
- 出向先と出向元で給与をそれぞれ負担しているが、出向先の割合の方が大きい場合
ですので、これらに該当する場合、仮審査申し込みの段階で、銀行に伝えておくのがベストです。
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嘘がバレると住宅ローンが審査不可の危険性も
住宅ローン審査で嘘がバレると、当然のことながら、審査が不利になります。
- 金利が高くなる
- 借入可能金額が低くなる
正直なところ、この程度で済むのなら、まだ良い方かもしれません。
最悪は借入不可、となるケースもあり得ます
普段の人間関係と同じで、嘘をついた人間は、信用できない。
これが大きなお金を貸すかどうかの判断なら、尚のこと。
勤続年数が短いと審査に影響するのでは?と心配になるのは分かりますが、嘘はご法度。正直に申告しましょう。
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勤続年数によらず審査可能な住宅ローンは多数
何度もお伝えしているとおり…
勤続年数が短いと、少なからず住宅ローンの審査に影響します。
ただし、今は、転職自体にネガティブな印象はない
正直なところ、私の周りでは転職をしていない人の方が少ないです。
なので、勤続年数が短くても、審査をしてくれる銀行は数多く存在します。
実際のところ、借入基準に勤続年数を設けている銀行は、少ないのです。
つまり…
- 審査対象になるので、自分の希望通りの条件が出る可能性はある、ということです。
結局のところ、どう影響するのかは審査結果が出るまで分からない。
ですので、最後まで諦めない。
嘘をつかずに、数多くの銀行に審査をお願いする。
これが大事です。
私たちも、合計10行以上に審査を依頼しました。
そうは言っても、忙しくて時間がない…
そのような場合でも、次の記事で紹介しているサービスを使えば、効率的な住宅ローン選びに役立つかもです。
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3年未満の場合は職務経歴書の提出が必要
なお、私たちの経験から言うと、勤続年数が3年未満の場合、大抵の銀行で、職務経歴書の提出が求められます。
職務経歴書のフォーマットは、銀行によってまちまち。
所定のフォーマットを持っている銀行もあれば、自分で好きに作って送る銀行もありました。
ただ、どこの銀行も最低限必要としていたのは、次のような点でした。
- 会社名
- 以前の会社での勤続年数
- 以前の会社での年収
- 転職理由
おそらく、以前の会社の勤続年数や、転職理由なども審査する際の判断材料にしていると考えられます。
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勤続年数同様に職務経歴書の嘘はバレる?
これは私たちがとある銀行の担当者と話した中でのことなので、参考程度にしていただきたいのですが…
過去の職務経歴については、直接確認したりはしないとのこと。
実際、銀行ではなくても、過去の職務経歴を追うのは難しいですからね。
なぜなら、個人情報保護法があるから
以前の会社が本人の同意なく情報を開示した場合、問題になる可能性があります。
だからと言って、嘘をついて良いわけではありませんので、この辺りは注意が必要です。
唯一嘘をついてもいい(体裁を整える)のは、「転職理由」くらいでしょうか。
- 本当はネガティブな転職だったとしても、それは書かず、ポジティブな理由を書く
これは転職活動の過程でやっていると思いますが。。。
というわけで、以上が勤続年数の嘘はバレるのかについてのお話でした。
何度も言いますが、勤続年数の嘘はつくべきではありません。正直に記載し、多くの銀行審査を依頼し、条件の良い住宅ローンを勝ち取って下さいね!