転職回数って住宅ローンの審査に影響するのかしら?
そもそも転職回数って言わなきゃいけないの?仮審査申込書には、「勤続年数」の欄はあっても、「転職回数」はなかったよな…
住宅ローン条件の中で、私たちにとって重要な点は、次の2つ。
- 借入可能額
- 金利
銀行側は、この2つを決めるために、様々な情報の提出を求めてきます。
その中で、必ず聞かれるのが、今の会社の「勤続年数」。
そして、場合によって、転職回数の情報も提供しなければいけません。
そこで、この記事では、「転職回数」は審査に影響するのかどうかについて、まとめました。
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住宅ローン審査と勤続年数:転職回数はどう影響?【結論:年数次第です】
転職回数が銀行の審査に影響するのは、勤続年数次第です。
勤続年数が3年を超えているかどうか
- 3年超の場合:転職回数は影響しない
- 3年未満の場合:転職回数が影響する
なぜ3年未満だと影響するかというと、「職務経歴書」を提出する必要があるからです。
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勤続年数が3年未満:職務経歴書の提出が必要
実際、私が最初の方に仮審査を依頼した際、勤続年数は2年10か月くらい。
この際には、仮審査申し込みを行ったほぼ全ての銀行から、「職務経歴書を出してください」と言われました。
- 三井住友信託銀行
- じぶん銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- きらぼし銀行 etc.
例えば、じぶん銀行の「よくあるご質問」で、職務経歴書についての条件を明確に記載しています。
引用元:じぶん銀行 よくあるご質問
- 転職後3年未満の場合は、本審査時に職歴書をご提出ください。職歴書には、学校卒業後のすべての職歴(現職も含む)、転職理由をご記入ください。なお、auじぶん銀行の審査によっては住宅ローンをご利用いただけない場合があります。
ただ、職務経歴書が必要な条件について、明確に記載した銀行は少ないです。。。
私たちが実際に提出した銀行の多くのサイトからは、記載が見つかりませんでした。
このように、「職務経歴書の提出=今までの転職回数を記載しなければならない」ということになります。
なお、職務経歴書のフォーマットは、銀行によってまちまち。
所定のフォーマットもあれば、自分で好きに作って送る銀行も
例えば、先ほど引用に出したじぶん銀行は、所定のフォーマットを持っていました。
一方で、三井住友信託や、みずほ銀行などは、自分で作成したものを送るような形でした。
ただ、どこの銀行も最低限必要としていたの情報は、次のような点でした。
- 以前の会社名
- 以前の会社での勤続年数
- 以前の会社での年収(場合によりけり)
- 転職理由
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勤続年数が3年超:職務経歴書の提出は不要
一方で、勤続年数が3年を超えると、職務経歴書の提出自体が不要になります。
そのため、それ以前に転職回数が何十回もあったり、勤続年数が数か月だったとしても、審査には影響なし。
「3年」という基準の理由はよくわからないですが…
石の上にも3年という諺がある通り、「3年」は一つの区切りなのかもしれませんね(これは日本だけではないように思います)。
ですので、正直なところ、勤続年数に不安がある方は、3年経つまで、待った方が良いです。
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過去の勤続年数が短いと影響はあるが…
というわけで、3年未満ですと転職回数がわかってしまうので、審査に何かしらの影響があります。
短いとどんな影響があるニャ?
と疑問が出てくると思いますが…
ぶっちゃけ、わかりません
- その人の転職回数や勤続年数、会社の規模感、転職背景…
- 銀行の審査基準
これがそれぞれ違ってくるので、何とも言えないんです。
参考になるかわかりませんが、私の場合を例にしてお話します。
実は、旦那は、住宅ローン申請当時は「3年」前後。3年未満で依頼した銀行、3年超で依頼した銀行両方あったんです。
3年未満の時に出した住宅ローンの条件だと、次のとおり。
- 借入希望金額は確保できるが、金利が高め
- 金利は低いが、借入可能額は低め
この両パターンしか結果は出ませんでした。
一方、3年超で出した銀行での借入条件は…
借入金額も、金利も「希望通り」
正直、条件が決まるのは勤続年数だけではありません。
その他にも、資産額、年収、担保価値etc.と要因は様々です。
ですが、私たちの場合、勤続年数以外の私たちの条件は全て同じ。
つまり、勤続年数が「3年」を超えるか超えないかで、こうした違いが生まれる可能性が誰にでもあるわけです。
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転職回数が多くても嘘はつくべきではない
「転職回数と審査は関係がある」と聞くと、頭によぎるのは、これです。
- 勤続年数短いし、転職回数も多いから、審査申込書に今の会社の勤続年数を3年超って書いて提出しようかな…
ですが、これは絶対にやめた方が良いです。
なぜなら、嘘はバレるから
銀行が求める提出書類には、必ず「意図」があります。
大抵のことはバレてしまうので、正直に自分の現状を伝え、その中で最善の条件を探ってもらうことが重要です。
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勤続年数不問で住宅ローン審査可能な銀行は多い
実は、勤続年数が短くても、審査可能な銀行は数多く存在します。
つまり…
- 審査対象になるので、転職経験があっても、自分の希望通りの条件が出る可能性はあります。
結局のところ、先ほどもお伝えした通り、どの程度影響するのかは審査結果が出るまで分からない。
ですので、嘘をつかずに、数多くの銀行に審査をお願いする。
これが重要だと思います。
私たちも、合計10行以上に審査を依頼し、最後の最後でようやく一番良い条件を勝ち取りましたし…
そうは言っても、忙しくて時間がない…
そのような場合でも、次の記事で紹介しているサービスで、効率的に条件の良い住宅ローンを見つけることができますよ。
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過去の転職回数や勤続年数は自己申告のみ
ちなみに、職務経歴書の内容は「自己申告」。それ以上は何も聞かれないようです。
私たちも、職務経歴書の内容については、どの銀行からも特に突っ込まれませんでした。
実際、銀行ではなくても、過去の職務経歴を追うのは難しいですからね。
なぜなら、個人情報保護法があるから
以前の会社が本人の同意なく情報を開示した場合、問題になる可能性があります。
なので、例えばの話ですが…
転職回数は3回だけど、1回だけにした
前の会社の勤続年数は2年だけど、5年ということにした
ということをしても、基本的には分かりません。
- ただ、だからと言って、虚偽記載をしてはいけませんよ。。注意してくださいね。
というわけで、以上が住宅ローン審査に転職回数は影響するのかについてでした。
今は転職することも普通になってきているので、以前よりは転職に柔軟になってきていると思います。
ですので、実際の自分の状況を伝えて、その中で一番条件の良いローンを勝ち取って下さいね!
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