さて、私たちが建てた家について、Web内覧会を行いたいと思います。
今回は第一弾!ということで、外観や外構に加えて、私たちの家の概要もご紹介したいと思います。
なお、入居前のWeb内覧会は、この記事を含めて全部で11記事。
すべて読むのはそこそこ時間がかかるかもしれません。
が、全てを網羅しているからこそ、家づくりの参考になると思います。
※ 【無料でプロがサポート】家づくりの失敗を防ぐこちらの記事では、家づくりのサービスを紹介。このサービス、初めての家づくりに大活躍かもです。なお、ハウスメーカーを決めた方は、見ちゃダメですよ。「こんなサービスあったのか」と後悔しても遅いので…
Web内覧会の前に、私たちの土地の条件・家の広さやスペックをご紹介
Web内覧会を始める前に、私たちの家を概要をお話したいと思います。
1. 家を建てた土地や地域の条件
私たちは東京在住で、東京23区内にて家を建てました。
土地の広さは、約80㎡です。これは、全国平均と比べるとかなり小さいのではないかと思います。
ただ、現在の東京の土地価格、そして私たちの世帯年収を考えると、これがいっぱいいっぱいの広さでした。
土地の用途地域は1種住居で、準防火地域と呼ばれる地域です。
で、建蔽率:60%、容積率:200%。
しかしながら、前面道路は4メートル未満の42条2項道路と呼ばれる道路に面しています。
なので、容積率は160%までしか使うことができません。
そして、それと同時に、セットバック(簡単に言うと土地の一部を道路として提供することを言い、この部分にはもちろん家を建てることはできません)が必要でした。
東京では住宅が密集している地域があり、かつ昔からの道路は狭いところが多いため、このような4メートル未満の道路に面した土地が多いです。
ただ、この土地の場合は角地緩和というルールが適用され、70%まで当時は大丈夫でした(今は準防火仕様であれば、角地の場合MAX 80%まで広げることができます)。
この辺りの制度や内容、言葉の意味については以下の記事でまとめています。
2. 家の構造やスペック、広さについて
木造のツーバイフォーと呼ばれる工法で建てました。
3階建て、延べ床面積は約112㎡の家です。
設計住宅性能評価を受けており、全て最高ランクを取得しています。
- 耐震等級:3(どれだけ地震に強いか。3は病院や消防署と同じレベルです)
- 劣化等級:4(どれだけ家が長持ちするのか。適切にメンテナンスすれば、75年ー100年持ちます)
- 断熱等級:3(どれだけ外の熱を遮断できるか)
長期優良住宅制度については、1階当たりの㎡数が40㎡未満だったため、取得することができませんでした。
ただ、仕様としては長期優良住宅を取得できる仕様です。
3. 家を建てるににかかった費用について
この家にかかった費用は、税込3,796万円です。
この金額は、以下のものは除いたものの金額です。
- 土地代
- 住宅ローンや仲介手数料、抵当権設定費用等の諸費用
- 家具・家電、引っ越し費用などのその他の費用
- 火災保険・地震保険
詳しくは下の記事で書いています!
と、ざっくり家のスペックのご紹介でした。
それでは、ここからWeb内覧会、始まります!
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まずは、外観をご覧ください
こちらが全体を映したものですが、3階建てですと、なかなか全体を映すのが難しいです。
なお、3Dマイホームデザイナーというソフトで当初私たちがイメージしていたのは、このような形です。
いかがでしょうか?実際のものよりも、パースの方がきれいに見えますね(笑)
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外壁はサイディングを使用しています
外壁は、「サイディング」とよばれる外壁材を使用しています。
家の外観のデザインを考えるうえで、どのような外壁材を使用するかは大切な部分です。
サイディングについてはざっくりいうと、こんな感じのメリットがあります。
- タイルなどに比べてコストが安い
- その割に耐久性がある
- デザイン性に優れているものが多い
そのため、サイディングは多くのハウスメーカーで採用されている外壁材です。
私達の家については、ニチハ株式会社さんの窒素系サイディングを使用しています。
具体的に言うと、次の2つ種類を使用しました。
白い部分:ポメロストーンというデザインのアイボリー柄
黒い部分:クレミナウォールというデザインのチャコール柄
サイディングには、色々なデザインがあります。
どのようなものが良いか、ショールームに行って実物も見たりと、色々と検討していました。
そして、いくつかデザインを絞った後に、外観デザインを3Dマイホームデザイナーでシミュレーションしていました。
また、この外壁の貼り方というのは、自分たちで比較的自由に決めていくことができます。
なので、貼り方のシミュレーションも行い、どのような組み合わせが良いか、3Dマイホームデザイナーでシミュレーションしていました。
3Dマイホームデザイナーでは色々シミュレーションできるので便利でした♪このような検討後、最終的に今の家のサイディングの組み合わせに決めました。
では、次は外構についてご紹介します!
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わが家の場合は、オープン外構です
日中と夜の写真を比較してみました。照明は門柱にローボルトライトという照明を、そして、エントランス天井のダウンライトを設置しています。
どちらも外の光の量に応じて自動的についたり消えたりしてくれます。
玄関は、オープン外構と呼ばれるもので、玄関には門扉やフェンス、塀などは設置せずに、そのまま玄関扉に行くことのできるような作りです。
逆に、これらが設置されている外構をクローズ外構と言います。
実は、私たちは、クローズ外構が当初希望でした。
3Dマイホームデザイナーでイメージしていたのは、次のような外構です。
しかし、敷地調査をした結果、家の配置が大幅に変更に…
そのため、当初イメージしていた外観は、あきらめざるを得なくなりました。
私はどちらかというと、オープン外構の方が好きなので、今のデザインの方が好きなんですけどね♪(笑)
余談ですが、外構のことをエクステリア、ともいいます。
インターネットでこの2つのキーワード、「外構」、「エクステリア」で探すと、色々なアイディアが出てくるので、調べてみると良いかもしれません。
それぞれ使っているメーカーとシリーズはこんな感じです。
- 玄関扉:リクシルさんのもの。ジエスタ2という形でトリノパインという色
- ポーチ・玄関回りの外床タイル:フィウミⅡというタイルを使用
- 化粧門柱・宅配ボックス:こちらもリクシルさんのボーダータイルを使用。宅配ボックスはリンクスボックスというもの
宅配ボックスは正直つけなくてもよかったかなーと思ってます。
オープン外構ですと、アマゾンとかで置き配(玄関扉の前に置くこと)できますし…
実は、今までで宅配ボックス使ったのは数回しかありません!
玄関扉のハンドル(取って)は、キエテクノコートと呼ばれるもので、キズが生じても自然に修復する技術が搭載されています。
引用元:リクシルホームページ
そして、玄関鍵はタッチキーです。
これは、近頃の車のキーと同じような仕組みで、鍵自体がリモコンのような鍵となっており、ボタンを押すと、鍵は自動で開閉してくれる仕組みです。
また、扉のハンドルにもボタンがあり、ズボンのポケットなどにこのリモコンキーを入れておけば、ボタンを押すだけで鍵の開け閉めをしてくれます。
勿論、次のような写真のように、普通の鍵を差し込む場所もあります。が、これは何かあった場合に使うようで、通常は全く使いません。
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玄関横にはルーバーを設置、裏側には庇を追加
玄関扉を出た横のところには、ルーバーという目隠しをつけています。
これもリクシルさんのもので、コートラインというシリーズです。色はシャイングレー色となります。
この横にあるブロック塀は、ゴミ出しの場所として区分けしたものです。すが、もう少しスペースを広げればよかったと思いました。
また、玄関裏には自転車を置くスペースがあります。
庇(ひさし)があり、自転車を雨から守ることができます。
次に賃貸部分です。
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賃貸の外観デザインは全体と調和するように
賃貸部分の玄関扉も同様にリクシルさんで、リジェーロというシリーズ、色は同じくトリノパインです。こちらはタッチキーではなく、ディンプルキー仕様となっています。
宅配ボックス併用ポストを設置しており、不在の時でも荷物を受け取ることができるようにしました。
玄関横にはこのようなスペースもあり、賃貸の方が自転車を置くことのできるスペースを作りました。
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窓はサーモスX、シャッターを取り付け
なお、窓については全てリクシルさんのサーモスXです。窓枠の色は全てシャイングレーで統一。
引用元:リクシルホームページ
そして、大きな窓に対しては全てシャッターをつけています。自分達のスペースは電動、賃貸は手動シャッターとなっています。
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外構工事はハウスメーカーを通さず、直接外構業者に注文
外構については、ハウスメーカには注文せずに、直接外構業者に注文を出しました。
厳密にいうと、一部はセットバック等の関係でハウスメーカーが請け負わなければならない部分はあったのですが、それ以外については、全て外注です。
理由は単純で、ハウスメーカーの方が3割程度コストが高かったからです。
私の場合、外構については、相見積り(複数の業者に見積もりを出してもらうこと)を取りました。
前提条件を同じにして、です。
「前提条件を同じにする」、というのは、
どんなタイルを使うのか
どんなポストを使うのか
など、使うものついて、ある程度条件を自分で決めることです。
ある程度、と言っているのは、私達自体は家を建てることについてはど素人なので、全てを把握することは困難のためです。
プライベートの時間の全てを家づくりにかけるわけにもいきませんので、ある程度でよいのです。
参考までに、私が各社へ依頼をした時の図面を載せておきます。青く囲っている部分が、建物の形で、コメントが業者への指示出しです。
ある程度の指示だしでも、見積書をもらった時に、どこで値段が違っているのかを確認することができます。
面白いですが、同じメーカーの同じものでも、業者によって割引率が違いますし、作業に係る値段も全く違います。
ということで、以上がWeb見学会第一弾、外壁・外構・スペック紹介でした!
最後に、冒頭でもご紹介しましたが…
次の記事で、プロが無料でサポートしてくれるサービスについて紹介しています。
このサービス、初めての家づくりで、多くの失敗を防いでくれるかもです。
なお、既にハウスメーカー・工務店を決めている方は見ちゃダメですよ。
「こんなサービスあったのか」と後悔するかもしれません…
- ・外構工事をハウスメーカーに頼まず、分離発注する場合の5つの注意点
- ・外構工事のプランで迷った「5つのコト」と実際住んでみての感想
- ・外構工事について私たちがしたコトの全体の流れ
- ・私たちの外構工事の費用詳細について
- ・Web内覧会② 玄関スペース